再会、ガンプラ
私がカンダムのプラモデル、ガンプラに出会ったのは小学生の頃、いわゆるガンプラブームが世の中を騒がせていた頃でした。スーパーの玩具コーナーに走っていったものの、ガンダムは入荷してなくて、「シャア専用ズゴック」を買って帰り、四苦八苦しながら作ったのを覚えています。
その後、ガンプラを作った記憶がないので、きっと飽きたか面倒になったのでしょう。
それから約20年。友人が鉄道模型に凝ってるのを見て、「ああ、プラモも(趣味として)いいなあ。でも俺が作るならガンプラだなあ」なんてふと思いました。そんな時です。あの「ガンダム」に出会ったのは。
それは東京に出張中、飛行機のフライトまでの時間つぶしに書店に立ち寄り、何気なく模型雑誌を手にとった時でした。ぱらりとページをめくると、見たこともないほどスタイリッシュで、鮮やかなカーラリングのガンダムが載っていたのです。
一目惚れでした。
「カッコいい! コレ欲しい!」
でも、ニッパーは持ってないし、接着剤もない。塗料も買って塗らないとこの写真のようなカッコいいガンダムにはならないよなあ…と思いながら記事を読むと、なんと今のガンプラは接着剤不要、成形色で色分けしているので塗装をしなくてもほぼ設定どおりのカラーリングが再現できる、とあるじゃありませんか。極端な話、ニッパー一本さえあればこのガンダムは作れるというのです。
心は決まりました。出張後の休日、私は家電量販店の模型コーナーに走り、そのガンプラを買って帰りました。それがこれです。
商品名は「マスターグレード(MG) ウィングガンダムver.Ka」。ニッパー一本と、スミ入れのためのシャープペン、デカールを貼るためのボールペン、それだけで出来上がったガンプラです。完成した時の感慨はひとしおで、しばらく呆けたようにこのガンプラに見入っていたことを覚えています。
これが20数年ぶりのガンプラとの再会でした。以来、すっかりガンプラ作りの面白さに目覚めた私は、せっせとガンプラを作っていったのでした。
最近はあまり時間がなくて作れておらず、買って積んであるガンプラが多数。いつかまとまった休みが取れたら、少しずつ作っていこうと思っています。
ちなみに、ガンプラ作りに限らず、模型を作ることは完成形を立体的にイメージして作るので、脳に良いとの学説があるそうです。お子さんがいらっしゃる方は、脳を鍛える一つの方法として、ガンプラを勧めてみたらいかがでしょうか? また私と同年代の方には脳の老化防止にオススメします。
最新のガンプラはこんな感じ。