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日記・コラム・つぶやき

2019年2月 5日 (火)

実は小説を書いていました、の巻

 私は小説が好きです。

 読むのも好きですが、実は書くのも好きなのです。

 ただ、書く方はもう4年近く中断しています。逆に言うと、4年ほど前は書いていたのです。

 「小説家になろう」というサイトに投稿していました。ですが、第十五話まで書いたところで中断。以後いろいろあって更新できず、早4年近くが経ってしまいました。

 もう書くことはないかなぁ、と思っていた作品ですが、最近になって不意に執筆意欲が沸き、続きを書きたくなってきました。

 ただ、4年のブランクは長い。忘れている設定も多く、今は当時書き散らした資料や原稿を読み返しているところです。また文章力も落ちていると思われるため、参考になりそうな小説を読み漁ってリハビリをしています。

 目標としては、今年の4月に再開できればいいなぁ、と思っているところ。

 タイトルは「ロウラン国戦記」、架空歴史小説です。

 第十五話までは今でも公開されているので、興味のある方はぜひ。

 → http://ncode.syosetu.com/n5395cd/

 

 

 

 

 

 

 

2019年2月 2日 (土)

リワークデイケアに通っています、の巻

 気づけば年も明け、もう2月。

 時の経つのは早いものですね。

 私はと言えば、未だ休職中の身で、仕事には行っていません。ただ、自宅で療養しているかというとそうではなく、昨年10月下旬から「リワークデイケア」に通っています。

 そう、以前産業医に勧められた、アレです。

 短く言うと、復職支援のプログラムを提供する施設、ということになるでしょうか。

 月曜日から金曜日まで、朝の9時から始まり、終わるのは夕方6時近く。ほぼ仕事に行っているのと変わらない時間、施設の用意したプログラムに参加することになります。

 リワークデイケアでは色んなことをやります。詳しくは書けませんが、様々なプログラムに参加する中で自分の課題に気づき、その課題に取り組むことで自分を変えていき、復職、そして再休職予防に繋げていく──というのが基本的な理念のようです。

 さて、それでは私の課題とは何でしょうか。

 それは言うまでもなく、主治医に言われた「週5日働けない」状態を何とかすることです。

 なので、当面の目標は1ヶ月の出席率100%。

 残念ながらこれはまだ達成できていません。さすがに週1で休むことはありませんが、月に1回は体調を崩して休んでしまっています。

 たかが1日くらい、と甘く見ることはできません。

 参加者はプログラムに参加する中で段階が上がっていき、最終的に「復職可能判定」をもらってデイケアを卒業します。私の場合はまだ初期の段階ですが、次の段階に進むためには1ヶ月の出席率が100%でなければならないようなのです。

 しかも、担当スタッフからは「出席率100%のその先」を考えるように言われています。卒業のため、出席率の他に私には何か不足しているものがあるようなのです。

 それが何か、今はまだわかりません。担当スタッフもあえて言いません。自分で考えて、自分で見つけろということなのでしょう。

 いずれにしても、このリワークデイケアとは長い付き合いになりそうです。

 復職を目指して、腰を据えてじっくり取り組もうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年1月 1日 (火)

謹賀新年の巻

 新年あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いいたします。

2019

2018年8月28日 (火)

産業医と面談してきました、の巻

 今日は勤め先の産業医との面談に行ってきました。

 病気休暇の1ヶ月がもうすぐ終わるので、今後の方向性を決めるための話し合いです。つまり、引き続き休むか、復帰するか。

 病状(うつ病)は改善しています。ただ同時に、先日主治医に言われたことも正直に話しました。

 つまり、私は週5日働けない人間だということ。それはうつ病の影響はないとはいえないが、根本的に私が「そういう人間」だということ。

 うーんと、産業医は腕組みして唸ります。

「そういう人はけっこういるんだ。だけど、ウチには短時間勤務の制度がないんだよ」

「そうでしょうね」

 昔、人事・給与関係の仕事をしたことのある私にはわかっていたことでした。

「週5日勤務に堪えないとなると、分限(免職)になっちゃうんだ」

 やっぱり。

 週4日勤務で今の勤め先を続けることはできなさそうです。

 今の勤め先で生き抜くには、週5日働けるようになるしかありません。

「〇〇先生(私の主治医)はなんて言ってるの?」

「無理だ、と」

「無理かぁ~。でもね、〇〇先生は病気と関係ないみたいなこと言ってるけど、僕はね、あなたの病気は相当深いと思ってるんだよ」

 どうやら産業医は、私が週5日働けないのは病気(うつ病)の影響が大きいと考えているようです。ここは主治医と見解の異なるところですが、どっちが正しいのかは私にはわかりません。

 いずれにしても、週5日働けるようになる、その努力をする、というのが今後の方向性として決まりました。

 つまり、このままでは復帰できない。週5日働けることを(一時的にでも)示してみせなければ、人事が復帰を認めないというわけです。

 では、どうするか?

「リワークデイケアに通ってみないか?」

「はぁ」

 リワークデイケア。

 それは以前産業医と面談した時にも話が出ていたので、知識として知ってはいました。病気で休職している人がスムーズに仕事復帰するための支援を行うプログラム。主治医には「あなたには子供だましにしかならないよ」と言われていたので、自分が通うことは考えていませんでした。

「復職に向けて努力したっていう結果を見せるんだよ。人事にアピールできる」

 ここぞとばかりに差し出されるデイケア施設のパンフレットの数々。

「次、〇〇先生のとこにはいつ行くの?」

「今度の土曜日に…」

「おう、それじゃ(デイケアに通うことを)相談してきなさい」

 何やら後戻りできなくなってしまい、その場では「はい」と頷かざるを得ませんでした。

 でも、たとえ子供だましでも、週5日働く訓練になるのなら…。

 そして、本当に週5日働けるように改善できるのなら…。 

 行ってみても悪くないかも知れません。

 ところで、この休みの間に心に決めたことがあります。

 それは、自分に正直になること。

 他人がどう思うかとか、自分のプライドだとかには固執しない。ただ正直に生きよう、と。

 それで、ちょうど面談に上司も来ていたので、今の仕事が自分に向かないこと、この先続ける自信もないこと、経験のある仕事に異動させてほしいことなどを正直に訴えてきました。異動希望調書を書くようにと用紙を渡されたので、がっつり書くつもりです。

 はてさて、リワークデイケア、吉と出るか凶と出るか?

 週4日しか働けないと言われた男が週5日勤務を目指す闘いが始まる──。

 なーんてね。

 

 

 

 

2018年8月18日 (土)

人それぞれっていうけれど…の巻

 今日は病院に行ってきました。

 いつも通ってる精神科です。その先生が先日、こんなことを言いました。

「ケーンさんは週5日働くのは無理なんです」

「はい?」

「だから、週4日しか働けないんです。無理して週5日仕事に行こうとすると不調をきたして休むことになってしまう。無理なんですよ。自宅療養してもそれは変わらない」

 これが、主治医が自宅療養に賛成しなかった理由です。結果的に(自宅療養が適当との)診断書は書いてくれましたが…。

 さてさて、週5日働くのが無理、というのはどういうことでしょう? 今日の通院で、そのことを詳しく聞いてきました。

「あのー、週5日働くのが無理って、それは病気(うつ)のせいなんでしょうか?」

「世の中には色んな人がいる。週6日バリバリ働ける人、週5日働ける人、週4日しか働けない人。同じホモ・サピエンスでも人それぞれ違う。不調は病気だけど、週4日しか働けないのは、そういう人間だということ」

 私は、そもそも週5日働けない人間だというのです。

 これは困りました。病気なら治せばいいだけですが、そうでないなら手の打ちようがない。

「改善の余地はないんでしょうか? 例えば体力をつけるとか…」

「体力をつけるのは悪いことじゃない。でもそれで改善するかは何とも言えないね」

 何とも言えない、というのは、医者の出る幕ではないということでしょう。そりゃそうです。病気じゃないんだから、治療のしようもない。

 それにしても困った。

 私の勤め先は週休2日制。有給休暇はありますが、実質週休3日制にできるほど豊富にあるわけではありません。

「有給使い果たしたら、欠勤でもいいんじゃないかな。その分の給料がもらえないだけで、まさかクビにはならないでしょう」

「なりますよ!! 21日以上欠勤したら停職か免職なんです!!」

 これは調べたので事実です。正当な理由なく21日職務を欠いた者は、停職若しくは免職とする。こう定まってます。正当な理由があればこの規定には引っ掛かりませんが、まさか「私は週4日しか働けない人間なので」は正当な理由にはならないでしょう。

 いったい私はどうしたらいいのでしょうか?

 このまま復帰できたとしても、主治医の言う通りなら、遠からずまた休みを繰り返し、やがて有給を使い果たして欠勤する。それが21日に達した時、停職か、下手をすれば免職になってしまいます。

 そうならないようがんばって出勤する、しか方法はありません。しかし現在までは主治医の言う通り、実質週4日しか仕事に行けていないのが現実なのです。悔しいけれど、主治医の見立ては正しいと言わざるを得ません。

 はてさて、フルタイムは無理、と言われたうつ病患者の末路はどこへ行くやら。

 自分でも見当がつきません。

 私の明日はどっちにあるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

2018年8月17日 (金)

思考のスパイラル、の巻

 昨日の記事で回復してきたかのようなことを書いてた私ですが。

 今日は不調です。

 何かを楽しむ、という気が起きません。寝たきりではないのですが、だからといって何をするでもない。

 では何をしてるのかというと…、ただ、考えてます。

 病気休暇中なので、考える時間だけはたっぷりあります。

 で、考える。

 いつまでもこのまま(病気休暇)じゃいられないよなぁ。

 なら復帰するかあの仕事に?

 いやあの仕事には戻りたくない。向いてないし、またストレスになる。

 でもいったん復帰しないと異動はできないぞ?

 そうなんだよなぁ。

 いっそ辞めるか?

 いや俺も40代だし、転職は難しい。辞めるのは最後の手段だ。

 じゃあ復帰するしかないな。あの仕事に。

 仕方ない、か…。いつまでも病気休暇のままじゃいられないもんなぁ。

 ああ、でもやっぱり嫌だ、あの仕事は。異動したい。

 でも異動するにはいったん復帰しないと…。

 この繰り返しです。

 これでも一時期よりはマシなほうで、ひどい時は真剣に辞めることを考えて転職サイトや求人広告を見たり、こんなつまらない人生ならと、いっそ死のうかとも考えました。

 今でも駅のホームに立つと、

「飛び込んだら死ねるかな…」

とぼんやり思うことが時々あります。

 いったい私はこれから、どうなるのでしょう?

 理想のルートはこうです。

 なるべく短期間今の仕事に復帰して、来年の4月に異動する。希望する部署に行ければ、めでたしめでたし。

 しかし、そううまく事が運ぶでしょうか?

 希望する部署に行ける保証はないし、そもそも異動させてもらえないかもしれません。

 そうなったら辞めるしかないだろうなぁ。

 辞めてどうする? 40代の転職は難しいぞ?

 そうなんだよなぁ。路頭に迷うのはなぁ。

 復帰するしかないのかなぁ。

 でもやっぱりあの仕事は嫌だなぁ。

 こんな考えが、ひたすらぐるぐる頭の中を巡っています。妙案が浮かぶわけでもなく、結論が出るでもなく、ぐるぐる、ぐるぐると。

 気が滅入ります。

 

2018年8月16日 (木)

病気休暇中、の巻

 お盆ですね。

 世間はお盆休みでしょうか。

 さて、前回の記事で「実はうつ病」だとカミングアウトした私ですが、その後も病状回復の兆しなく、8月から病気休暇に入っています。

 職場の産業医の判断ですが、実は主治医は必ずしもこれに賛成していません。結果的に診断書は書いてくれましたが、自宅療養しても無意味だというのです。この辺の話はまた別の機会にしようと思います。

 それから半月が経ちました。

 病気休暇の期間は1ヶ月。

 仕事のストレスがなくなった分気分は楽になったのですが、また半月後に仕事に行かなければならないと思うと気が重くなります。

 そもそも今の仕事、自分には向いてないんですよね。6年前に1度配属されたものの、使い物にならなくて、1年で別の部署に異動せられた仕事ですから。

 そんなところにまた配属するなんて、人事もひどいことをするものです

 それでも4ヶ月ほどがんばってみましたが、結局、このていたらく。やっぱり向いてない。来年度の異動を強く希望するつもりでいます。

 それはさておき。

 趣味、少しだけど再開しました。

 まずはゲーム。「ドラゴンズドグマオンライン」ですが、しばらく休止していたのを再開しました。やっぱりこのゲームは面白い。ただオンラインゲームなので、一緒に遊ぶ仲間がいるのですが、ログインする時間帯が合わず、なかなか一緒に遊べてないのが残念かな。

 だって聞いたら、夜中の0時にINしてるとか言うんですよ。おじさんももう40代、そんなに遅くまで起きていられない…orz

 それから、小説も読み始めました。

 「ロードス島戦記」で有名な水野良先生の「グランクレスト戦記」。

 戦のシーンに多少物足りなさはあるものの(これは私が信奉する田中芳樹先生との比較になってしまうのでどうしようもないことですが)、楽しく読めてます。まだ3巻の途中なので(全10巻)、これから血わき肉躍る活劇がヒートアップしていくことを期待しています。

 こうして少しずつでも楽しめることが出てきたというのはいい兆候なのかもしれませんね。まだ日によって楽しめたり、楽しめなかったりと波はありますが、ずーっと寝てた前回記事の頃よりはだいぶマシになりました。

 仕事に行くことを考えると一気に気分がどよ~んってなりますけどねw

 それではまた!!

 

 

 

2018年6月22日 (金)

ダメダメな近況、の巻

 もう6月も下旬。

 半年ブログを更新してなかったことになります。

 なので半年ぶりの更新は近況報告を。いや、楽しい内容ではないですが。

 4月に人事異動があり、職場が変わりました。仕事はあまり気の進まない…というか、はっきり言ってやりたくなかった仕事。

 しかも未経験だから、1から覚えなくてはならない。配属から2ヶ月経った今でもわからないことだらけ、しかも窓口業務だからいつお客が来るとも知れず、気の休まる時間もありません。

 そんな仕事に行くことがいつしかストレスになり、そのストレスに耐えきれず仕事を休むことこれまで実に12回。月曜から金曜まで5日間出勤できた週のほうが少ない現状です。

 実をいうと、私は「うつ」です。

 この病気とはもう15年来の付き合いで、上がったり下がったり色々ありました。

 その「うつ」が、このところ不調。

 気力の低下、気分の落ち込み、強い不安感…等々。特に平日の朝、仕事というストレスに直面すると、症状が顕著にあらわれます。症状が強く出た時は、仕事に行けない。

「すみません、休ませて下さい…」

と職場に電話をかけることに。

 これがこの3ヶ月で12回。有給休暇も残り少なくなってしまいました。

 ダメダメですね。

 私生活もぱっとせず。

 趣味、ほとんどやってません。ゲームも、読書も、映画も。

 ペットのくうとの触れ合いも少なくなったなぁ~。

 まぁこれはくうにも原因があって、くうは一日中例のお気に入りの場所から出てこないので

↓ココ

Img_0406


 じゃあ何して時間を過ごしているのかって?

 寝てます。

 仕事から帰って飯を食ったら寝る。休日なんて一日中布団の中です。

 なんて面白味のない生活なんでしょ。自分でも嫌になります。

 でも眠いんだもの。起きられないんだもの。

 何かをやる、という気力が圧倒的に足りない。これもたぶん「うつ」の症状。

 いい加減ヤバいなぁ、と思います。

 仕事に関していえば、このまま休みがちな日々が続けば、いずれ休みを使い果たし、欠勤→処分→免職になりかねない。

 私生活に関していえば、このままではただの寝たきり中年ですw

 これはまずい。

 まずいという危機感だけはあるけれども、状況を改善するまでには至っていない今日この頃なのです。

 以上、ダメダメな近況報告でした。

 次回更新の時には、少しはマシになっていることを祈って。

 それではまた!!

P.S.

 W杯、日本vsコロンビア戦は観ましたよ。あの時ばかりは熱くなりました。大迫半端なかったっすね

 

 

2018年1月 1日 (月)

謹賀新年の巻

 あけましておめでとうございます。

 新しい年が幸多き年でありますように。

 今年もよろしくお願いします。

2018

2017年3月20日 (月)

ポキッとね❤

 それは、去年の冬のこと。

 僕が住んでる北海道は、一面の銀世界であった。

 日曜日。

 いい加減髪が鬱陶しくなっていた僕は、床屋に行こうと家を出た。料金きっかりの金額が入った財布と、読みかけの文庫本をポケットに入れて。

 幸い待つこともなく髪を切ってもらい、すっきりした気持ちで家路についた。

 ふと、思いつく。

 そういえばそろそろTUTAYAが空いてる時間じゃなかろうか(注:僕が住んでる場所は都会ではないが、TUTAYAくらいあるのだ!!)。空いてたら立ち読みでもしにいくか。

 時刻は9時半。TUTAYAの開店が9時だったか10時だったか覚えていなかった。

 とにかく店の前まで行ってみよう、と雪をざくざく踏み鳴らしながら歩いてゆく。その日は快晴だったが、昨晩雪が降ったので道は悪かった。足首まで雪に埋まる。

 残念ながら、TUTATAは10時開店だった。

 なーんだ。じゃあ帰ろ。

 振り向きかけた、その時だった。

 
 つるっ。ぐきっ。

「あうっΣ(゚д゚;)」

 滑った。新雪の下はつるつるの氷だったのだ。ぐきっ、というのは、思いっきり足首が曲がってしまった音だった。

 こけた。痛い。やば…コレ骨いったかも。何となくそんなことを思ったが、本気ではなく、捻挫くらいに思っていた。

 とにかく家に帰って、痛みが引かないようなら病院に行かねば。

 そう思って立ち上がろうとしたのだが。

 
 ぐらり。どてっ。

「あ、あれ?」

 立てない。何回やっても、足首が安定せず立てない。すぐ転んでしまう。

 何度も何度も、それを繰り返した。しまいには疲れて、雪の上に倒れ込んでしまった。

 やばい。開店前だから人通りはない。こんなところに倒れていたら晴れてるといえど凍死してしまう。

 スマホがあれば助けを呼ぶこともできただろうが、近所のこと、家に置いてきてしまっていた。

 やばい。ほんとにやばい。てか寒い。そして足首痛い。

 その時。

「どうしました?」

 僕が何度も立とうとして転んでいたのを見ていたらしく、ある一家が車を止めて声をかけてくれた。助かったぁ(;д;)。親切な人が見ててくれてよかった。

「きゅ、救急車を…(。>0<。)」

 絞り出すような声で、僕は言った。旦那さんが頷いて救急車を呼んでくれる。

 程なく、僕は救急車に乗せられて近くの市立病院に運び込まれた。

 後で看護師さんに聞いたところでは、僕の左足首は二段階にありえない方向に折れ曲がっていて、「うわ、これ触りたくない」と思ったそうだ。

 診断は、左足首脱臼骨折。

 つまり左足首は関節が外れていたわけで、どうりで立てなかったわけである。

 自慢じゃないが太めの僕は転んだ時、体重のすべてが左足首にかかったらしく。中の骨は粉々に砕けていたそうである。脱臼骨折であると同時に、粉砕骨折だったわけだ。

 それが、僕の2ヶ月にわたる入院生活の始まりだった。

 ところで、僕のお尻のポケットに入っていた文庫本は、タイトルが「残穢(ざんえ)」という。

 ホラー小説である。

 普段ホラーなんて読まないのだが、好きな作者の作品だったので読んでいたのだ。誇張なく、めっちゃ怖かった。

 キャッチコピーは、「怨みを伴う死は『穢れ』となり、感染は拡大する──」

 
 まさか…ね。

 
 その文庫本は今も、ひっそりと本棚にある。

 以来、その本に触れたことは、一度もない。

 

 

 

 

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