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  • 安彦良和: 機動戦士ガンダム THE ORIGIN

アニメ・コミック

2022年10月 3日 (月)

ケーンの映画感想文「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

 どうも、ケーンです。

 今回取り上げる映画はこれ。

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「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(2022年 監督:安彦良和)

 いわゆる初代ガンダム、ファーストガンダムと呼ばれるガンダムシリーズ最初のTVシリーズ「機動戦士ガンダム」の中の1エピソード「ククルス・ドアンの島」という回をリメイクしたものです。

 このエピソードはストーリーの本筋からは外れた回だったため、後に制作された劇場版ではカットされていました。ただお話自体はとてもメッセージ性のある内容で、ファンには人気の高い回でもありました。

 もう一つこの回で有名なのは、「作画崩壊」です。

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 なんというか、今の時代では考えられないくらい作画がヤバいことになってますね。当時のアニメはみんな手書きだったし、ガンダムは制作スケジュールがタイトだったこともあったという事情もあるんですが…。まあそんな意味でもファンの間では有名な回でした。

 でも、監督の安彦良和さんはこのエピソードを今の世の中に出す意味を感じたのでしょう。昔のリベンジと言う意味もあったでしょうが。

 なお安彦良和さんは漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を発表していますが、その中にもこのエピソードは入っていません。言わばこの映画は「ORIGIN版 ククルス・ドアンの島」とも呼べるでしょう。

 映画化にあたってストーリーは大幅に手を加えられていますが、大筋は同じ。作画は最新クオリティで、モビルスーツはCGで描かれています。声優さんはすでに亡くなっている人もいるのでかなり刷新されていますが、アムロとカイはオリジナルの人(アムロ:古谷徹さん、カイ:古川登志夫さん)がそのまま続投。回想シーンで登場するシャアの声も池田秀一さんです。

 アムロの声を聞いた感想。

 

「古谷徹は化け物かっ!?」

 

 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で一度大人のアムロを演じている古谷さんですが、今回のアムロは16歳。古谷さんの実年齢は69歳です。もう少年の声は無理なんじゃ…と思っていたら、驚くほどナチュラルでした。さすがはプロだなぁ、と感服しきり。

 …話が逸れましたw

 とにかく、最新の映像で蘇ったファーストガンダム、オールドファンにはたまらない映画でしょうね。ただし!!

 

 オススメ度:★★★☆☆

 

としておきます。

 まず、ファーストガンダムの大筋を知っていなければストーリーが理解不能であること。ガンダムというタイトルに惹かれて予備知識なしに観た人には、アムロたちの置かれている状況がわからなかったでしょう。さらに唐突に出てくるコップ将軍とマ・クベの会話も意味不明。そもそも連邦とジオン、今どっちが優勢なの? 南極条約って何? 新規の観客は置いてけぼりです。ここが減点。

 さらに主人公アムロの容赦のなさ。戦場のことなので仕方ないのかも知れませんが、アムロは敵を容赦なく殺します。ビームサーベルでコクピットを貫くし、ガンダムの足で敵兵を踏みつぶしたりする。「機動戦士ガンダムSEED」の主人公キラが「敵を殺さず無力化する」という戦い方を貫いて人気を博したのとは対照的で、今の人には引いた方も多かったのではないでしょうか? 戦争なんだから人は死ぬんだ、という現実をあえて突きつける、という演出なのかもしれませんが、エンターテインメントとしてどうなのか? と感じてしまいました。

 最後にモビルスーツのCG化。CGになったことで、モビルスーツの解像度が上がり、パネルラインやマーキングなどが施され、よりリアルになっています。ガンプラを作ったことのある人には、「Ver.Kaのガンダムが動いている!!」と言ったらイメージしやすいでしょうか? 動きもリアルで、ぬるぬると滑らかに動きます。現実にモビルスーツが動いたらこうなるんだろうなぁ、と思いましたが、昭和生まれで手書きアニメで育った私には違和感がありました。巨大ロボットというのは、もっとガシガシと動くイメージなのです。なんというか、人間のように複雑な関節ではないので可動域に制限がある→よって細かな動きは構造上無理→結果、メリハリのある動きになる──と考えてしまうんですね。もちろん、当時は手書きアニメだったため動画に限界があり、止め絵を多用しながらも動きを見せなければならない、という事情があったとはいえ、そのメリハリのある動きがかっこいいと感じられたのは事実です。年寄りのわがままと言ってしまえばそれまでですが。

 とまあ、長々と書いてしまいましたが、伝え聞く「機動戦士ガンダム」を現代のクオリティで観たい!! という人にはオススメです。

 それではまた。

 ケーンでした。

 

 

 

2016年7月14日 (木)

ガンダム勝手にランキング③

 ども、ケーンです。

 ガンヲタ企画「ガンダム勝手にランキング」、第3回です。

 わたくしケーンが好きなガンダムを勝手にランキング形式で紹介するこの企画、今回はいよいよ最終回、第2位と第1位の発表です。と、その前に第5位~第3位までを振り返ってみましょう。

 第5位 Zガンダム

 第4位 νガンダム

 第3位 V2ガンダム

 第3位までは、いわゆる宇宙世紀シリーズの機体でした。果たして他のシリーズの機体は入っているのか? それではいってみましょう!

 第2位! じゃじゃん!

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RX-0 ユニコーンガンダムです!

「機動戦士ガンダムUC」の主役機。パイロットはバナージ・リンクス。

 第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)終結後、地球連邦軍再編計画「UC計画」の中核として開発された試作モビルスーツ(MS)。全身の駆動内骨格(ムーバブルフレーム)をサイコフレームで形成したフル・サイコフレームを採用しており、従来のMSを遥かに上回る機体追従性をもつ。また特殊なOS「NT-D」と呼ばれるシステムが組み込まれ、これが発動するとムーバブルフレームが延伸、装甲がスライド展開され、全身が変貌を遂げる。NT-D発動時には機体性能、特に機動性が飛躍的に向上する。

 写真には2機のMSが写っていますが、この2つは同一の機体です。右が通常状態の「ユニコーンモード」、左が機体解説にあるように「NT-D」が発動し変形(劇中では「変身」と呼んでいる。)した姿である「デストロイモード」です。

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 白亜の機体、と呼べばいいのか、純白のカラーリングが美しいMSですね。変身すると頭部の一本角が割れてガンダムタイプ独特のV字アンテナとなり、ガンダムフェイスが現れる。そして全身の装甲の継ぎ目が展開し、サイコフレームの赤が露出されて一気に派手になります。その姿も鮮烈で美しいのですが、個人的にはユニコーンモードのほうが好き。真っ白な装甲に長い一本角はその名の通りユニコーンを想起させて本当に綺麗です。ただ、このユニコーンモードが厳密なガンダムタイプかというと微妙なところなので、第2位としました。

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 ガンダムUCは現在「機動戦士ガンダムUC RE:0096」と題してテレビアニメが放送中ですが、元々は小説から始まった作品です。この小説も本当に面白い作品ですので、一読をオススメします。

 というわけで、第2位はユニコーンガンダムでした。

 そして、いよいよ第1位です! どどん!

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 ZGMF-X10A フリーダムです!

 ここにきて宇宙世紀以外から参戦! 「機動戦士ガンダムSEED」の後半主役機。パイロットはキラ・ヤマト。続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも登場しますが、主役機かどうかは微妙。というのも、DESTINYの少なくとも前半の主役はシン・アスカであり、その乗機はインパルスなので。なおプラモデル等の商品名では「フリーダムガンダム」とされていますが、劇中では単に「フリーダム」と呼ばれています。「ガンダム」とは機体に組み込まれたOSの名称なので、機体名はフリーダムというのが正しいようですね。

 コーディネイター(遺伝子操作された人類)とナチュラル(遺伝子操作されていない人類)の対立が深まる中、コーディネイターの軍事組織であるザフトが地球連合軍から奪取したGAT-Xシリーズの技術をも組み込んで開発したMS。その最大の特徴はニュートロンジャマー(Nジャマー。核の使用を不可能にする装置)の影響を無効化するNジャマーキャンセラーを実装している点にある。これにより核エンジンの搭載が可能となり、ビームライフルやプラズマ収束ビーム砲、レール砲といった大電力を必要とする火器の使用が可能となったほか、PS装甲(フェイズシフト装甲。実弾兵器を無効化する装甲)がほぼ無制限に展開できるようになった。「ナチュラルに正義の鉄槌を下し、コーディネイターの真の自由を勝ち取る」ものとして、兄弟機ZGMF-X09Aを「ジャスティス」、本機を「フリーダム」と命名された。

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 これはね、もう好き、大好き。この翼にやられました。収納時は単純な4枚羽に見えた翼が、展開すると複雑かつ美しい10枚の翼に変貌する。その姿がたまらなくかっこいい。仲間の危機を救うべく天空から「降臨」し、その翼を大きく広げた登場シーンにはしびれました。ちなみにフリーダムには3つの形態があって、上の写真のように翼を広げた姿を「ハイマットモード」といい、

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 上の写真のように翼を収納し、プラズマ収束ビーム砲とレール砲を展開した姿を「フルバーストモード」、

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 翼を広げながらフルバーストする姿を「ハイマットフルバースト」といいます。このようにモードによってシルエットが大きく変わる点も魅力。通常は両翼に挟み込まれる形で収納されているプラズマ収束ビーム砲、折りたたんでサイドアーマーとなるレール砲など、ギミックも満載で、とても優れたデザインだと思います。

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 というわけで、堂々第1位に輝いたのはフリーダムでした!

 さて、3回にわたってお送りした「ガンダム勝手にランキング」ですが、あなたのお気に入りのガンダムがありましたでしょうか? いや、もっとかっこいいガンダムがあるぞ! とか、みなさんの意見を聞かせていただけると嬉しいですね。

 それでは、ガンダム勝手にランキング最終回でした~。




2016年7月13日 (水)

ガンダム勝手にランキング②

 ども、ケーンです。

 今回はガンヲタ企画、「ガンダム勝手にランキング」第2回です。

 わたくしケーンが独断と偏見をもって選んだ好きなガンダムを、ランキング形式で紹介していきます。前回は第5位を発表しましたが、今回は第4位と第3位です。ではさっそく…

 第4位は…ででん!

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 RX-93 ν(ニュー)ガンダムです!

 映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主役機。パイロットは言わずと知れた一年戦争の英雄アムロ・レイ。

 シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍に対抗するため、連邦軍の外郭組織ロンド・ベルに配備された機体で、アムロ・レイ自身が基礎設計を行った。歴代のガンダムタイプを参考にし、その平均値に当時の技術進展によるアップデートが施され、また画期的な新素材であるサイコ・フレームと攻防一体のフィン・ファンネルを装備した、ガンダムタイプ初のニュータイプ専用機である。

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 これは「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」で複雑化していったガンダムタイプのデザインから原点回帰したような、シンプルなかっこよさが光るモビルスーツですね。それでいてスタイリッシュで、フィン・ファンネルという最新兵器も備えている。アムロ最後の乗機ということで、これを外すことはできません。フィン・ファンネルを背負うと左右非対称のシルエットになるのも面白い。

「逆襲のシャア」は私も大好きな作品で、シャアの駆るサザビーとの決戦や、地球に落下しようとする小惑星アクシズを押し戻そうとするシーン、そしてサイコ・フレームに集積した人々の「想い」が起こした奇跡は、ガンダムシリーズ屈指の名場面だと思います。

 というわけで、第4位はνガンダムでした。続いて第3位! ばばん!

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 LM314V21 V2ガンダムです!

「機動戦士Vガンダム」の後半主役機。パイロットはなんと13歳の少年、ウッソ・エヴィン。

 ザンスカール帝国に抵抗するレジスタンス組織「リガ・ミリティア」が開発した汎用可変合体モビルスーツ。その最大の特徴は驚異的な加速性能を発揮するミノフスキー・ドライブ・ユニットにある。その推進原理は化学的なものではなく、空間そのものに対して斥力を発生させるという画期的なものであった(ここを読んだみなさん、安心して下さい。私もよく理解しておりませんw)。また、ミノフスキー・ドライブは推力以外にも多大な余剰出力を機体にもたらしており、有り余るエネルギーはメガ粒子として後部スラスターから放出され、まるで光の翼が生えたかのような現象をもたらした。

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 これはデザインが秀逸です。上の写真のように見ればわかるんですが、胸から背中のスラスターにかけて黄色いラインがVの字に入っていて、頭部のV字の黄色いアンテナとあわせてVが二つ、V2となってるんですよ(白いアンテナも含めたらV3じゃないかというツッコミは置いといてw)。これだけ書くと冗談みたいですが、ちゃんとデザインとして成立しているのが凄い。しかもかっこいい。そして翼のようなスラスターと胸部の尖った形状から、いかにも速そうな最新鋭機という印象を受けます。カラーリングも美しく、特に胸部や肩の、青というよりは水色に近い色(空色?)が好みでした。

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 光の翼を展開するとこんな感じ。これは強力なビーム・シールドやビーム・サーベルとしても機能するとのことで、実際に劇中、光の翼で味方機を守ったり、敵モビルスーツをぶった斬ったりしてました。

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 さて、V2と言えばアサルト形態、バスター形態、そしてその両方を装備したV2アサルトバスター(写真上)があり、ゲーム等では最強の機体の一つとして扱われていますが、個人的にはノーマル状態のV2が好きです。追加武装を装備した姿はちょっとゴテゴテしすぎかな、と。

 というわけで、第3位はV2ガンダムでした。「機動戦士Vガンダム」はとかく賛否両論ある作品で、監督の冨野由悠季氏などは「全否定したい作品」とまで言ってますが、私は好きです。戦争の悲惨さ、欺瞞、その中で懸命に生き、死んでゆく人々のリアルな姿を正面から描き出した優れた物語だと思います。まあ、アニメというエンターテインメントとして見た場合はどうなのか、という意見もありますけどね。

 さて、今回は第4位と第3位を発表しました。次回はいよいよ第2位と第1位です。ここまではいわゆる宇宙世紀シリーズの機体が続いていますが、そろそろ別シリーズの機体も出てくるか? またまた大して期待せずに待て!

 ガンダム勝手にランキング第2回でした~。

2016年7月 8日 (金)

ガンダム勝手にランキング①

 ども、ケーンです。

 今回はちょっと、いやかなりヲタな企画です。

 その名も「ガンダム勝手にランキング」!

 ケーンはガンダムが好きです。初代ガンダムから最新の鉄血まで、ほぼ観てます(初代ガンダムが放映された頃はさすがに物心ついてないので、観たのは再放送)。アラフォーともなると「メカがかっこいい!」とか「主人公がイケメン!」とかよりも物語のストーリー性に着目してしまうのですが、ここはあえてガンダムシリーズに登場する「モビルスーツ(MS)」にスポットを当てたいと思います。

 ただ、MSという大きなカテゴリで括ってしまうと、それは膨大な数になります。好きな機体は数多くありますが、そこから抽出するとなるとさすがに大変なので、2つの条件をつけました。

① いわゆるガンダムタイプのMSであること。

② 主役機であること。

 これでかなり絞れてきます。この2つの条件に当てはまるガンダムの中から、ケーンが独断と偏見でもって選んだ5機を勝手にランキングしたいと思います。

 今回は初回なので、紹介するのは1機だけ。

 ランキングの第5位は…ででん!

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 MSZ-006 Z(ゼータ)ガンダムです!

「機動戦士Zガンダム」の後半主役機、「機動戦士ガンダムZZ」の前半主役機。パイロットはカミーユ・ビダン及びジュドー・アーシタ、ルー・ルカ。

 反地球連邦組織エゥーゴの推進する「Z計画」によって開発されたMSで、その最大の特徴は巡航形態である「ウェイブライダー」に変形すること。また機体にはバイオ・センサーが搭載されており、「機動戦士Zガンダム」終盤ではカミーユの高いニュータイプ能力と相まって、驚異的な力を発揮した。

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 これはシャープなデザインがかっこいいMSですね。先鋭的と言えばいいのか、とにかく「尖った」感じのするMSです。これを第1位に持ってくる人もいるんじゃないかな? ウェイブライダー形態もシャープでいい。ただこの変形が複雑かつデリケートなので、プラモデルで変形させる時にはかなり気を使います。完全変形するZガンダムのプラモデルはMG(ver.2.0)、RGと2体組みましたが、変形させたのはそれぞれ1回だけ。後はMS形態のまま飾ってあります(写真はHGUC。完全変形ではなく、変形はパーツの差し替えで行います。)。

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 Z最終回のシーンを再現してみました。

 シロッコ「動け、ジ・O! なぜ動かん!?」

 カミーユ「ここからいなくなれーっ!」

 この後カミーユは精神崩壊するわけですが(劇場版Zでは崩壊しない。でも私はTV版の方が好き)、そのラストは当時中学生だった私には衝撃でした(年がバレる。いやん)。

 さて、ということで第5位はZガンダムでした。十分にかっこいいこの機体を抑えたガンダムが4機います。果たしてそのガンダムとは何なのか? たいして期待せずに待て!

 ガンダム勝手にランキング第1回でした~。

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