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2024年5月 6日 (月)

がん患者の家族の苦悩

ごぶさたしてます、ケーンです。

 

前回の記事から1年以上経ってしまいましたね。

体調が悪かったとかメンタルが壊れてたとかではなく、単純に公私ともに忙しかっただけです。

とりあえず私は元気です。あと、セキセイインコのレトもね。

Img_0815

 

私は元気ですが、私の母がいろいろ…ね。

いろいろあったんですが、認知症のほうはとりあえず落ち着いていて、介護が大変、という状況ではないです。

ただ、母が「がん」になりました。

正確には、10年以上前にやった子宮体癌の再発、ということなのですが。

すでに腫瘍は抗がん剤でも放射線でも小さくすることはではない状態で、5年生存率が何%という話ですらなく、1年もたない可能性もある、残った時間をどう過ごすか考える段階まで来ている、と医者には言われました。

それでも、

「何もしないで死ぬのを待つのは嫌だ」

という母の希望と、せめて腫瘍がこれ以上大きくなるのを抑えるために、今、専門病院に入院して放射線治療を受けています。

放射線治療は9日まで。何も問題なければ翌日には退院できるはず、だったのですが…。

「放射線治療は順調だが、(血中)酸素が少なく、吸入器をつけている」

と、今日医者から連絡がありました。

酸素が少ない原因ががんにあるのかどうかは検査しないとわからないが、このままの状態では吸入器は外せず、退院しても酸素ボンベをつけて生活しなければならない、とのこと。

さらに医者が言うには、病棟の看護師にも意見を聞いたが、退院しても日中一人の状態になるのは危険で、常に誰かがついている必要がある、と。

もちろんそんなことは不可能です。母と同居しているのは私(とレト)だけですが、私もまだ働いている年代なので。

「そうですよね。でも、このまま入院していれば酸素の状態が改善するか、という問題もありまして」

と医者。

つまり放射線治療が終われば、酸素不足の状態を改善する手立てがなければそれ以上入院していても仕方がない、でも、退院して家に帰っても、日中一人になるのは危ない、というのです。

詳しい説明は後日私が病院を訪れて聞くことになりましたが、ぶっちゃけ、

「じゃあどうしろってのよ」

と、悲嘆を通り越して怒りが湧いてきました。

仮に訪問看護を入れたとしても、安否確認はできても、時間が限られていて常時母についていることはできない。

なら施設入所か? でも、遠からず死ぬと言われている人間が、施設に入ることを望むだろうか? どうせ死ぬなら住み慣れた家で、と思うのではないか?

私だって、嫌がる母を無理やり施設に入れて、死の間際に、

「家に帰りたかった」

なんて言われるのは嫌です。

 

苦しいです。

どうすればいいのでしょう?

何が最適解なのでしょう?

考えても考えても、いい案が浮かびません。

 

神様は母をうつ病にして、認知症にして、肺塞栓症にもして、最後はがんで息の根を止めようとしている。

なんて意地悪なんでしょう。

どうして楽しい老後と穏やかな最期を迎えさせてくれないのでしょう。

私は今、無性に神様をぶん殴ってやりたいです。

 

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