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2022年5月

2022年5月22日 (日)

ケーンの映画感想文「シン・ウルトラマン」

 どうも、ケーンです。

 久しぶりに劇場で映画を観てきました。

 観たのはこちら。

Th

ン・ウルトラマン」

(主演:斎藤工 監督:樋口真嗣 総監修:庵野秀明)

 

 今年(2022年)の5月13日に公開したばかりの作品です。

 大ヒットした映画「シン・ゴジラ」を制作した庵野秀明×樋口真嗣のタッグ再びということで、注目していた方も多いでしょう。

 私の庵野作品との出会いはTVアニメ「ふしぎの海のナディア」で、続く「新世紀エヴァンゲリオン」で一気に庵野ワールドにハマりました。庵野秀明はもともとウルトラマンのファンで、エヴァの演出にもウルトラマンの影響が色濃く表れています。

 樋口真嗣は「シン・ゴジラ」の他には平成ガメラシリーズなどが有名な監督ですが、庵野秀明と親交が深く、「新世紀エヴァンゲリオン」の制作にも関わっています。エヴァの主人公・碇シンジの名前の由来となったことは有名な話です。彼もウルトラマンが好きで、「帰ってきたウルトラマン」に最も影響を受けた、と語っています。

 そんなウルトラマン好きが作った、初代ウルトラマンのリブート作品です。

 

 「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる──。

(映画.com解説より)

 

 結論から言えば、「最高!!」でした。

 面白かった。「シン・ゴジラ」も面白かったけれど、個人的にはこっちのほうが好き。

 「シン・ゴジラ」はリアリティに徹底的にこだわり、「もし現代の日本に巨大不明生物が現れたら?」というシミュレーション的で硬派な作品でしたが、「シン・ウルトラマン」はそれに比べればフィクション性が高め。ただエンターテインメント性はこちらのほうが圧倒的に高い。

 ウルトラマン好きが作った、ウルトラマン愛に溢れた、ウルトラマン好きのための作品──では決してない。庵野作品らしく情報量は多いし、専門用語がばんばん飛び交いますが、それは「プロがプロの仕事をしている」と聞き流して、雰囲気だけ味わっていれば全然OK。ストーリーは十分に理解できます。子供が観ても、「怪獣すごい、宇宙人こわい、ウルトラマンかっこいい!!」と胸躍らせるんじゃないでしょうか。

 もちろん、大人の鑑賞にも十分耐えうる。ウルトラマンという超常的な力を巡る人間たちの思惑や宇宙人の陰謀、光の国の掟と自らの想いの狭間に立ったウルトラマンの覚悟など、ドラマパートも熱くて深い。

 これはもう、文句なく、

 オススメ度:★★★★★

です。

 ウルトラマンが好きな人はぜひ。ウルトラマンを知らない人にはなおのこと観てほしい。きっとウルトラマンが好きになります。

 最後に一つだけ、トリビアを。

 ウルトラマンの顔、初登場から少しずつ変わっていきます。

 最初は「異質な存在」として現れるウルトラマンの顔が、気づくと、みんなが知っている「ぼくらのウルトラマン」の顔になっている。

 初代ウルトラマンの顔は初期のAタイプと後期のBタイプがあって、そのことをオマージュしつつ演出に取り入れて、視聴者がウルトラマンに感情移入していくよう誘導しているのでしょう。うまいと思いましたね。

 それではまた。

 ケーンでした。

 

 

 

 

 

 

2022年5月 8日 (日)

ケーンの映画感想文「そして父になる」

 どうも、ケーンです。

 GW中に配信でもう一本映画を観たので、早くも第二弾です。

 今回はこちら。

R

「そして父になる」(主演:福山雅治 監督:是枝裕和)

 2013年公開の邦画です。 

 6年間育てた息子は、他人の子でした──。

 学歴、仕事、家庭。自分の能力で全てを手にいれ、自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった良多。ある日病院からの連絡で、6年間育てた息子は病院内で取り違えられた他人の夫婦の子供だったことが判明する。血か、愛した時間か──突き付けられる究極の選択を迫られる二つの家族。今この時代に、愛、絆、家族とは何かを問う、感動のドラマ。

(GAGA Corporation サイトより)

 この映画は、存在は知っていて、DVDが発売された時に購入して、母の日にプレゼントした記憶があります。人間ドラマで、主演が演技力にも定評のある福山雅治なので、興味を持つかな、と。

 でもプレゼントした時、母は「ちょっと重いねえ」と言いました。子を取り違えられた家族の話。テーマとしては確かに重い。私自身も、どちらかと言えばエンターテインメント作品のほうが好きだったので、プレゼントしたきり、自分では観ませんでした。

 それから、およそ10年。

 今でもエンターテインメントは好きですが、たまには人間ドラマも観たい。そんな年齢になって、ようやく観ました。

 以下の文には重要なネタバレを含みますので、先にオススメ度を。

 ★★★★☆

 減点の星1は、視聴年齢を考えてのことです。これは子供や若者には向かない。大人のための作品。万人向けの映画ではないなと思い、星4としました。なので、作品の出来としてはほぼ星5に近い。

 私は独身で子供もいませんが、それでも心に刺さった。大作ではないです。号泣ものでもない。でも、

「あれは良いものだ」

と、マ・クベ大佐も言うでしょう。

 血の繋がりか、過ごした時間か。究極の選択の中で揺れ動く登場人物たちの姿を、福山雅治を始めとするキャスト陣は見事に演じています。

 ある人は、「結局は血だ」という。

 別の人は、「血なんか関係ないわ」という。

 どちらの言葉にも重みと説得力があって、観ているほうも、どちらが正しいのかわからなくなってきます。

 お話は、静かに進みます。登場人物が感情を爆発させるシーンはほとんどありません。

 その代わり、泣くときは押し殺すように泣く。声を殺して苦悩する。福山雅治が声を張り上げるのは最後の最後です。

 同じ日本人だからでしょうかね。それが余計に心に刺さる。欧米の人はわりと感情を大きく外に出しますけれど、日本人はそうしない。抑えて抑えて、それでも抑えきれずに零れ出してしまう。その表現がとてもリアルで、惹き込まれました。

 そして最後に、二組の夫婦が選んだ選択。

 ラストシーンは、もう一人の父親役であるリリー・フランキーの家に、二組の夫婦と二人の子供が仲良く入っていく場面で終わります。それまでのストーリーの流れを見ると、二組の夫婦が選択したのは「血」よりも「時間」だったと解釈するのがストレートな見方でしょう。

 でも、私は違う解釈をしました。

 たぶん二組の夫婦は、血も時間も、両方を取ったんだ、と。

 もちろん形としては、育てた子と暮らすことになるのでしょう。でも、二組の夫婦はその後も交流を続けることで、4人で2人の子供の両親になることを選んだんだろうと思えてならないのです。

 たぶんこういう解釈も成り立つように、是枝監督はあえて余韻を残すようなラストで幕を閉じたんだと思います。すごいと思いましたよ。

 そして見終わった後、無性に福山雅治の「家族になろうよ」を聴きたくなりました。

 あれはウェディングソングですが、タイトルがぴたりとこの作品にはまっているように感じたのです。

 間違いなく良作。

 大人ならぜひ、子を持つ親ならなおさら観るべき作品です。

 それではまた。

 ケーンでした。

2022年5月 5日 (木)

ケーンの映画感想文「亜人」

 どうも、ケーンです。

 私は読書も好きですが、映画も好きです。

 というわけで、最近観た映画の感想も綴りたいと思います。レビューなんて大したものではないので、やはり「感想文」でw

 今回はこちら。

Photo_20220505115901

「亜人」(主演:佐藤健 監督:本広克行)

 

 2017年公開の作品です。

 

 病気の妹を救うために研修医となった永井圭はある日、事故で死亡。しかし直後、生き返る。

 亜人(命を繰り返す=不死身の人類)と発覚し、崩れ去る圭の人生。国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。

 そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト【佐藤】が現れる。自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。

 やがて始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。衡突する人類と亜人、そして亜人と亜人。【絶対に死なない男】と【絶対に死なない男】の終わることなき【エンドレス・リピート・バトル】が始まる。亜人たちは、永遠の命をどう生きるのか──?

(東宝オフィシャルサイトより)

 

 このGWに何か映画を観たいなと思っていましたが、劇場では惹かれる作品がなく、何かないかとAmazon Primeを覗いてみたところ、出てきたのがこの作品です。本当は「護られなかった者たちへ」を観ようと検索したのですが、こちらは追加料金がかかるみたいで、同じ佐藤健が主演しているこの作品を観てみたのでした。

 漫画が原作のようですが、寡聞にして私はその漫画を知りません。なので予備知識も何もない白紙の状態で観ました。

 面白かったです。さすがは「るろうに剣心」を作ったタッグ。

 アクションを撮るのが得意な本広監督と、身体能力の高い佐藤健。迫力のスピードバトルには惹き込まれました。

 またアクション一辺倒ではなくて、望まずして不死身となってしまった主人公たち「亜人」の悲哀や狂気なんかもちゃんと描かれている。

 ただし。

 ここがいつも私の悪いクセなんですが、見終わった後、「ああ面白かった」で済まないんですよね。残念な部分も見えちゃう。

 この映画の場合は、ストーリーです。

 望まずして得てしまった超能力。それを極秘に利用する国家権力。それに反逆する者たちの登場。主人公は人としての情を捨てきれず、自分を利用した国家に与して反逆者たちと戦う。

 これ、超能力ものの、よく言えば王道、悪く言えばパターンなんですよねえ。

 なので、何となく先の展開が読めてしまう。バトル見て「おおっ」とか思いつつも、ストーリーに驚きがなかったことが少し残念でした。

 そして最後に生き残り、どこへともなく去ってゆく主人公のラストシーン。

 

「マトリックスのネオじゃんw」

 

 楽しい時間を提供してはくれました。ただね、うーん、惜しい。

 というわけで、オススメ度。

 ★★★☆☆

 佐藤健が好きなら観る価値あり、ということで。

 それではまた。

 ケーンでした。

 

 

2022年5月 3日 (火)

ケーンの家計簿

 どうも、ケーンです。

 つい最近まで、我が家の家計は同居している母がやりくりしていました。亡き父が生きていた頃からそうでした。男は仕事して稼いで、給料を家に入れる。そこから先は母の仕事。

 私も就職したての頃から給料の一部を母に渡して、あとは母に任せていました。最初のうちは給料が18万円程度だったので、家には10万円入れて、あとは自分が自由に使える分。父が亡くなって以降は、春から秋は10万円+家賃5万円、冬は暖房費がかさむので12万円+家賃5万円。あとは母が自分の年金と合わせて、家計をやりくりしていました。

 でも、母が認知症になって外を出歩けなくなり、食事や日用品の買出しを私がやるようになってから、ふと思いました。

 曲がりなりにも勤続20ウン年になる私。給料は母の年金よりも多い。実際、母は給料でも税金でも、私の扶養に入っている。

 

 これ、俺が家計やりくりすべきじゃね?

 

 そう思い出すと、色んなことが気になりました。食費と日用品は私が今買ってるけど、電気・ガス・水道といった公共料金は依然として母の口座から引き落とされている。これ、本来私が払うべきじゃないか? てか、そもそも住民票の世帯主が母になってるけど、今、主たる生計維持者は私なんだから、私が世帯主になるべきじゃないか?

 思い立ったら行動です。市役所で住民票の世帯主変更の手続をし、それから電力会社、ガス会社、水道局、NTT(うちには携帯の他に固定電話があるので)に電話して、名義をぜんぶ母から私に変更。同時に引落し口座も私の口座に変更しました。

 よしよし、これでOK。母ももう75歳だし、自分の年金は自分のために使ってもらおう。

 しかし、心配な点が。

 私、家計のやりくりなんてやったことありません。給料の一部を家に入れても割と不便ない程度の額が手元に残るので、自分のものを買う時も、あんまり値段が高い安いに頓着してきませんでした。海外へ旅行に行ったり、ギャンブルにつぎ込んだり、ブランドものの服を買ったりするわけではなかったのでね。私の高い買い物といえば、ブルーレイソフトやゲームソフトくらい。あとはたまに映画を観に行ったり、月に2、3冊本を買ったりする程度。それで十分満足でした。なんなら年々預貯金が増えていったくらいです。

 なので、これに食費・日用品・公共料金が加わったところで、大したことはないだろう。そう思いました。

 でも、やっぱり心配は心配です。あんまり値段に頓着しない=どんぶり勘定で生きてきた私が、家計を担うことになって、果たしてどうなるか? 収入に見合った生活を、今、果たして送れているのだろうか?

 そこで、今年の4月から家計簿をつけることにしました。ネットで検索すると、ちょうどExcel形式のよさげなやつがあったので、さっそくダウンロード。4月1日から、レシートや給与明細、通帳などを見ながら、1ヶ月の収支をつけていきました。

 そして、先日、4月が終了。すると、収支は…

 

 15万円の赤字。

 

 な、なんとぉーっ!!

 ま、待て待て。確か3月に新しくノートパソコン買ったじゃないか。あれの引き落としが今月あったぞ。値段が15万円くらいしたはず。

 しかし、それを差し引いても収支ゼロとは。いくら母を扶養してるといっても、勤続20ウン十年で、給料は30万円くらいはもらってる。それでかつかつの生活をしてるのか!? そんなに金遣い荒かったか俺!?

 内訳をみると、やっぱり一番の支出は先月買ったノートパソコンの代金15万円。続いて固定支出13万円。これは家賃とか公共料金、電話代とかだから仕方ない。次に食費が9万円。正直、これ高いのか安いのかわからないので、母に聞いてみました。

私「2人世帯で、食費9万って高い?」

母「ちょっと高いねえ」

 やっぱりそうなのか。そんなに毎回高級なもの買ってないはずなんだけどなあ。

 さらに、食費の内訳をみていくと、あることに気づきました。

 

 お菓子買いすぎ!! あとデザートも、アイスも!!

 

 お菓子は特にチョコ。コンビニで売ってる小袋のやつですが、ほとんど毎日買ってる。これ、夜にゲームしながら食べてる。デザートはプリンの類。うん、夕食後に食べてる。アイス、うん、寝る前に食べてる。

 弁当買う時は(あ、自慢じゃないけど私料理できません)、値札見るんですよ。1個ワンコイン(500円)以内のにしようって。でもそれ以外となると、「あ、これ美味しそう」と欲望のままぽんぽんカゴに入れちゃうんですね。4月の最初の頃は「節約、節約」と思って菓子やデザート類には手を出さなかったので、1回の買い物はだいたい2,000円ちょっとでした。それが最近は、3,000円を超えることもしばしば。

 3,000円×30日で90,000円。如実に数字に現れちゃってます。

 まあ母の年金は収入に入れてないので、もう少し余裕があるといえばあるんですが、

 

 親の年金をあてにするようでは世帯主の名がすたる!!

 

 というわけで、5月はもう少し控えようと思います。

 チョコを? 

 プリンを?

 アイスを?

 うーん。

 な、なるべく値段の安いのを…。

2022031602

「レトのごはんとデザートもわすれちゃダメでち!!」

 う、うん、ごめん。

 俺、がんばるよ…。

 

  

 

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