くうが虹の橋を渡りました…
兆候は今年の初めくらいからありました。
おなか、というかお尻のあたりがぷっくりと膨らみ始めたのです。
最初は無精卵かと思いましたが、いつまで経っても産む気配がない。触ってみても柔らかくて、どうも卵ではないっぽい。何だろうなぁ、と思いつつも、くう自身はいたって元気に飛び回っているし、エサも食べてるしで、とりあえず様子を見ることにしました。
唯一変わったことといえば、その膨らみのせいか、フンを出すのにけっこうな踏ん張りを必要とするようになったこと。思えばこの時点で、病院に連れて行くべきだったのかも知れません。
容態が急変したのは先週の土曜日。朝からくうは元気がなく、カゴの中、ブランコに乗ったまま羽毛を膨らませていました。
フンをした様子がない。そして、全然エサを食べない。
おそらく、フンが詰まったのでしょう。苦しくて食欲がなく、食べないから力が出ず、踏ん張れなくてフンが出ない。そんな悪循環に陥っているようでした。
くうはみるみる弱っていきます。もはや病院に連れていけるレベルではなくなっていました。家の近くに小鳥専門の病院はないし、何よりくうは家から出た経験がありません。こんな弱った状態で外に出したら、ちょっとの刺激や環境の変化で死んでしまいそうで、もうどうすることもできませんでした。
日曜日。くうはブランコで膨らんだまま。目を閉じて、時々苦しそうに小さく、ほんとに小さく鳴きます。相変わらずエサは食べようとしません。
そうして、今朝。
くうはブランコから落ち、カゴの床に蹲っていました。
それでも、最後のお別れが言いたかったのか、くうは朝までがんばりました。朝、私と母が見守る中で、安心したように、静かに息を引き取りました。
くうの亡骸は、それはそれは軽くて、ほっそりとしたものでした。
涙は出ませんでした。ただただ、切なくて、胸が締め付けられる思いでした。
さようなら、くう。
そして、たくさんの楽しい思い出をありがとう。
また、生まれ変わったら会おうね。
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