冒険の記録~シーズン2.3④~
※ネタバレ注意!!
【新しい世代】
人と竜との戦いからしばらく経った頃。
白竜神殿で羽を休めていたケーンに、ジョゼフが言った。
ジョゼフ「たまにはフィンダムへ渡り様子を見てきてはどうだ? 大地は順調に回復しているのか?」
その言葉に従い、フィンダムを、芯なる樹を訪れたケーン。始まりの洞にはリズたちが来ていた。
そして、新たなる精霊竜の姿がそこにあった。
リズ「ガラダがね、今日は調子が良いから来るんだって」
程なく、ガラダが供の者を引き連れて始まりの洞にやってきた。
一人進み出て、精霊竜の前に立つガラダ。
ガラダ「私がわかるのだろうか…?」
ガラダは精霊竜を見上げる。だが竜が何を考えているのか、窺い知ることはできない。
ガラダ「そうだな──その方がいい」
そう言って、ガラダは竜の前に跪いた。供の者もそれに倣う。
ガラダ「精霊竜セシリーよ。芯なる樹と共に、この地を永く守りたまえ──」
新たな精霊竜となったセシリーは、静かに人間たちを見下ろしていた…。
【エピローグ】
夜、一人フィンダムの野原を歩くケーン。
そこへ、
???「強くなりましたね」
静かな声と共に、幻影が現れた。一人の女性──いや、少女と言っていいか。それは白竜の巫女、ミシアルであった。
ミシアル「精霊竜を理の中に戻したことで、レスタニアの危機は回避されました」
でも、とミシアルは言う。レスタニアの本当の危機はこれからだと。
ミシアル「この世界は理の五大竜によって守られています。白竜、精霊竜、そして…黒竜」
黒竜。初めて聞く名だ。どこか禍々しい印象を、ケーンは受けた。
ミシアル「黒竜の黒き深淵の一端に、あなたも触れたはずです」
深淵の一端──何のことだろうか。ケーンの脳裏に浮かんだのは、黒騎士であった。
ミシアル「残りの二竜も、あなたはいずれ知ることになるでしょう」
強くおなりなさい、とミシアルの幻影は言った。そう、レオのように…。
出会うはずのない二つの大陸が出会ってしまった。
それは何者かの意思か、人の意思か。世界は竜の理の鋳型から抜け出そうとしている。
時に、レスタニア暦324年。
竜の理を解く物語が、動き出そうとしていた──。
~DRAGON'S DOGMA ONLINE シーズン2 精霊竜の王 完~
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